※評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ラット(RATT) が1999年にリリースした6枚目のアルバム『Ratt』の5曲目に収録。
グランジの波に飲まれて90年代に失速していったバンドの代表格といえば、このラット辺りでしょう。ロビン・クロスビーの他界という不幸もありましたが、音楽的に後期は、4作目辺りから完全に迷走していましたね。
一度解散状態に追い込まれた後に、復活作として登場したのが『Ratt』でした。セルフタイトルを冠した辺り、これはラットンロールへの原点回帰か?と期待したんですが、かなりきびしー内容です。。
当時アルバムを手に入れて、スキップしながら1回聴いてそのままラック行きに。。今回10年ぶり以上で久々に聴きました。こういった音源を気軽に再チェックできるのが、ストリーミングの魅力ですね。
さて、聴いてみてですが、やっぱり変わらず厳しかったです(汗)。この中途半端なブルージー感が、RATTに全く合っていないんですね。我慢して(笑)よくよく聴いていると、比較的マシなのが今回ピックアップした「Breakout」です。
イントロはアレなんですが(汗)、Aメロに入ると、ボビー・ブロッツァーが誘発する、いつものラットンロールのノリが登場! このボビーのビートに乗るスティーヴン・パーシーのヴォーカルの組み合わせこそがラットのオリジナリティですね。
ボビーとスティーヴンは、相変わらず残念な争いを繰り広げてますが、冷静にオトナになってラットとして一緒に活動してほしいものです!
あと、アップテンポの11曲目「So Good、So Fine」もまあまあマシでした!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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