※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
アメリカのシアトルをベースとするヘヴィ・メタル・バンド、Q5が1984年にリリースした1stアルバム『Steel The Light』の2曲目に収録。
Q5自体は知名度のあるバンドではないですが、何と言ってもあのフロイド・ローズ（Floyd D. Rose）が、結成したバンド！として、当時話題になりました。
ローズ氏といえば、自身の名前を冠したトレモロアームのダブルロックシステムを開発した人物。エディ・ヴァン・ヘイレンやNIGHT RANGERのブラッド・ギルズをはじめとした多数の有名ギタリストがこぞって愛用しました。
僕も当時ギターを弾いていて、チューニングがズレるのがイヤで、トレモロアーム付きのストラトを使うのをためらった覚えがあります。初期のフロイドローズは弦を切る必要があったり面倒でしたが、実際に思いきりアーミングしてもチューニングが狂わないのは驚きでしたね。
ロックギターの奏法を塗り替えたという意味では、シーンでの功績は計り知れない偉大な人物ですね。当時のギター雑誌でその姿を見た記憶がありますが、職人ぽくなくて、意外にもフツーの長髪のロック好きみたいな印象でした。
そんな話題の人物が率いるバンドだけに期待したんですが、当時Music For Nationsからリリースされた『Steel The Light』は、よくも悪くもごくフツーのヘヴィ・メタルで、ちょっと肩透かしを食らったのも事実です。
ただこの「Lonely Lady」は、イントロのツインギターの美しさ一発でヤられる佳曲です！終始哀愁を帯びたヨーロピアンテイストのメロディが心を打ちます。中間部のギターソロでは、「僕、フロイドローズを使ってます！」言わんばかりに、アーミングを多用し過ぎ（笑）ているのが、ちょっと微笑ましくもありますね。
メロハー路線の次作『Wnen The Mirror Cracks』も良かったんですが、バンドは自然消滅、、と思いきや、2020年現在、ローズ氏は不在なものの、まだバンドは存在しているようで驚きました。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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