※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります!
イギリスのハード・ロック・バンド、ギラン(GILLAN)が、1981年にリリースした、GILLAN名義で4枚目のアルバム『Future Shock』の3曲目に収録。
DEEP PURPLEをはじめとしたイアン・ギランの多彩なキャリアの中で、個人的にはこのギランの音楽性が一番好きだったりします。丁度、NWOBHM真っ只中に頭角を表しただけに、大御所らしかなぬドライヴ感に拘った楽曲が多かったのがその理由かもしれません。
レディングフェスにトリで出演したり、『Future Shock』が全英2位を記録したり、NWOBHMの若手バンドの親分格として、活躍ぶりも音楽性の如く勢いがありました。
イアン以外のメンバーも、のちにオジーのヘルプも行うギターのバーニー・トーメや、アイアン・メイデンのヤニック・ガーズ、スキンヘッドで巨漢のベーシストジョン・マッコイと、キャラの立ったメンバーが揃っていました。
残念なのは活動期間が短く、80年代のヘヴィメタルムーブメントの頃にはバンドがもうなかったことですね。その後、イアンがBLACK SABATHのアルバムに参加するとは、夢にも思いませんでした。
今回ピックアップした「((The Ballad Of) The Lucitania Express)」は、その名の通り、急行列車が猛スピードで走り抜けていく、そんなイメージを具現化したファストチューン!
弦楽器隊も鍵盤も一緒に、忙しく刻まれる高速のユニゾンリフと、それを引き裂くようなイアンの超絶シャウトが、アドレナリンを噴出させてくれること必至!この時代に、これだけスリリングな楽曲を世に出しているバンドは、そういないでしょうね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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