※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
ジャパニーズ・メタル・クイーン、本城未沙子が1983年にリリースした、2枚目のアルバム『13th』の2曲目に収録。
頭文字”H・M”、浜田麻里よりデビューが早かった元祖ジャパメタクイーンが、この本城未沙子です。そんなこともあり、歌唱力をはじめ、何かと浜田麻里と比較されがちな彼女ですが、デビュー当時が17歳の高校生!という若さや、歴史的な意義を考えれば、決して実力派とはいえなくとも、十分に評価されるべきシンガーだと思います。何せ、まだキャリアの初期とはいえ、あのLOUDNESSをバックに歌うなんて、普通だったらビビりまくりですよ(笑)。
高崎晃がプロデュースしただけに、LOUDNESSのほぼアウトテイク集のような側面もあり、RUSH的なコードアレンジの曲とか、変わったリズムパターンとか、いい意味で実験しまくっている部分を探すのも、聴いていて楽しいですね。
ジャケのキャラクターから初期の3枚が、”魔女3部作"と呼ばれています。謎のカヴァー曲だらけ(でも、Cmon Feel the NoiseはQUIET RIOTより早かった!)のデビュー作や、5Xが関わったキャッチーな3枚目もなかなかですが、本城未沙子の代表作といえば、このセカンド作でしょう。
デビュー作とほぼ同時期に制作されたみたいですが、本城未沙子のヴォーカルも安定してきており、バックの強烈な音圧にも負けないように力強く進化しています。今回ピックアップした「Distruction」は、アップテンポでゴリゴリのジャパメタチューンで、樋口宗孝の18番ラウドドラミングが炸裂!
高崎のギター、山下昌良のベースも一聴してわかる個性の強さと安定度は流石。他の曲では二井原実のコーラスも聴けますし、LOUDNESSや浜田麻里好きで、当時毛嫌いしていた方でも、改めて色んな発見があり楽しめるはずです!
ぜひ、一度聴いてみてください!
CDはこちら