これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカ西海岸のハード・ロック・バンド、シャーク・アイランド( SHARK ISLAND)が、1989年にリリースしたオフィシャルでの1枚目のアルバム『Law of the Order』の1曲目に収録。
今回もまたまた89年の作品ですが、グランジ前夜、最後の良き時期なので、必然的に多くなってしまいますね。このシャーク・アイランドは正直言って、当時アルバムを通して、めちゃくちゃ聴いたとまではいかないんですが、いぶし銀の魅力を放つ、通好みのバンドという印象でした。
のちにマイケル・シェンカーのコントラバンドでも活動する、個性的なヴォーカルのリチャード・ブラックの声質や、独特のヴォーカルレンジから、そうした印象を持ったのかもしれません。なるほど、リチャードは、かのアクセル・ローズに影響を与えたというのも、何となく頷けますね〜。
サウンド面では、グラム・メタルの一種に位置付けられつつも(ストリーミングのカテゴリーではヘア・メタルになってますね)、日本人好みの、かなりメロディックな側面を持ち合わせていたのも特徴でした。
そのメロディ創りの巧みさを最大限に生かしたのが、今回ピックアップした「Paris Calling」です。Aメロの呟くような低音のウィスパーヴォイスから、Bメロ、そして高音のサビに向かっての俊逸な展開は、まさにフックの嵐!メロハーとも呼びたくなる巧みの曲作りですね〜。
ハードロックのダイナミズムを感じさせる、さじ加減も絶妙で、名実ともにシャーク・アイランドの代表曲と言っていいでしょう。ストリーミングでは、クールなライヴ仕立てのミュージックビデオでも、楽しめるのが嬉しい限りです。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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