※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
ジャパニーズ・スラッシャー、ユナイテッド(UNITED)が、1990年にリリースした、1枚目のアルバム『Bloody But Unbowed』の8曲目に収録。
数ある日本のメタルバンドの中で、このユナイテッド(UNITED)のライヴを見た回数が一番多いかもしれません。特にファースト、セカンドアルバムの頃のライヴへの参戦が多かったです。
昔から演奏も素晴らしかったですが、何よりステージ進行のウマさとか、今は亡き横ちゃんをはじめとするメンバーのキャラの良さとか、音楽の激しさとは裏腹な楽しさに満ちたパフォーマンスで、また観たい!と毎回思えたんですね。
そんな記憶が蘇る点でも、多数の作品の中で、ファーストアルバムは特別な1枚です。サウンドプロダクションは、お世辞にも良くないし、今のタイト極まりない演奏と比べて、まだ甘さがあるものの、欧米のスラッシュ勢に匹敵するテイストに溢れている点が、当時から日本人離れしていました。
当時双璧をなしたアウトレイジの場合、スラッシュというよりも、メタリカそのものや、NWOBHMのテイストより強く感じました。一方でユナイテッドの場合、欧米のスラッシュが好きが高じたように、それをいい意味で模倣して再現している点がむしろよかったですね。
ほんと当時聴き込んだアルバムなので、どれも捨てがたいんですが、今回ピックアップした「Suck Your Bone」は、激烈に突進するスピーディーなリズム隊の中で、ベイエリア風のザクザクなクランチリフが展開する典型的スラッシュです!近年は恐らく演奏されていないのでは?と察しますが、当時のライヴでは一際盛り上がるキラーチューンのひとつでした。
改めて聴いていると、この時代のユナイテッドが好きな最大の要因は、ヴォーカルが古井氏だからかも知れません。決して上手いシンガーではなくとも、デスヴォイスに逃げずに、飄々と歌いこなす様が、唯一無二のテイストで格好いいんですよね〜。ライヴの見栄えの点でも、歴代では随一だったかも。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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