【楽曲紹介】エアレース（AIRRACE）「Caught In the Game」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。

イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、エアレース（AIRRACE）が、1984年にリリースしたデビューアルバム『Shaft of Light』の7曲目に収録。

エアレースといえば何と言っても、ジョン・ボーナムの息子のジェイソン・ボーナムが在籍していることで、話題になりました。イギリス出身、しかも大手アトランティックからのメジャーバンドですし、嫌がおうにもレッド・ツェッペリン風のサウンドを期待されてしまいますが、フタを開ければ全く違いすぎるメロハー風サウンド（笑）。しかもシンセドラム！まで飛び出す始末で、ずっこけたZEPファンも多かったでしょう。

そんな先入観があったからか、当時専門誌の評価もそれほど高くなかったですね。しか〜し、ラジオで初めて聴いて、評価とは裏腹に結構お気に入りになったのを記憶しています。メロハーとして捉えれば、なかなかの好盤といっていいでしょう。プロデュースがラット等でお馴染みの名手、ボー・ヒルが担当しているのが、まずおいしいポイントです。新人らしからぬクリアかつゴージャスなサウンド創りは、流石の一言ですね〜。

楽曲もなかなか粒ぞろいで、爽やかさを放散しながらも、英国産らしさも感じるメロハーを展開しています。今回ピックアップした「Caught In the Game」は、サバイバーのカヴァーではなく、エアレースのオリジナル。繰り返されるリズミカルなリフが印象的で、ミッドチューンのずっしりしたノリが、心地よい楽曲です。

シンセのキラキラ具合とか、シモンズドラムのバブリーな鳴り具合（笑）とか、いい意味で80s感が満載です。天国のボンゾも、これが俺の息子のバンドかあ、、とびっくりしたかも？ですね。

ぜひ、一度聴いてみてください！