※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・バンド、フラットバッカーが1986年にリリースした、デビューアルバム『戦争−アクシデント−』の1曲目に収録。
80年代のジャパメタバンドは数あれど、今聴いても全く古さを感じない、いや、むしろようやく時代が追いついたとさえ感じる稀有な存在が、フラットバッカーです。当時メタルと対峙していたパンクやハードコアの要素をミックスし、あくまでも毒気のある過激なロックを柱に、フラットバッカーというひとつのジャンルをも作り上げました。
爬虫類系の超絶ヴォイスで、過激なメッセージを自在に操るMASAKI、独特な音階を駆使した唯一無二のリフや旋律を奏でるSHOYO、雪崩の如き怒涛のリズムを生み出し続けるTAROとHIRO。当時のジャパメタ随一の異端児は、凄腕かつ個性的なメンツの集団だからこそ、誕生したんでしょう。
彼らが北海道出身というのも、関東や関西のバンドにない個性を生み出す要因になったのかもしれませんね。衝撃のデビュー作はどれも素晴らしいんですが、MVもitunes上にあったので、今回はあえて捻らずに、有名曲の「ハード・ブロウ」をピックアップしました!「いい加減にしなさいよ〜、今に痛い目に会うわよ〜!」はジャパメタ随一の有名フレーズでしょう。Googleでフラットバッカーの検索ワードにまで出てきましたよ(笑)
それにしても、シーンへの登場が早すぎたことや、全米マーケットを狙うために、早々にEZOに改名して、音楽性も変えられてしまったことは惜しまれます。今の時代なら、メタルファンだけでなく、ボーダレスなジャンルにアピールして、支持されたのではないでしょうか。特に今の若い世代のロックファンに、聴いてもらいたいものです!
セカンド作もデビュー作に負けじと素晴らしいので、また追って紹介したいですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら