【楽曲紹介】ハート（HEART）「City's Burning」

※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります！

カナダのハード・ロック・バンド、ハート（HEART）が、1982年にリリースした6枚目のアルバム『Private Audition』の1曲目に収録。

元祖女性ロッカーとして、日本のメタルファンにも人気が高い、ウィルソン姉妹率いるHEART。キャリアを重ねて美魔女的な魅力を放散させながら、今も現役続行中なのは尊敬するばかりです。

ツェッペリンの流れを汲んだハードロックをベースにしつつも、HEARTは時代によって、そのサウンドの軸を巧みに変化させてきました。初期の名曲「バラクーダ」の頃や、『Heart』『Bad Animals』あたりで、全米マーケットを席巻した黄金時代がとりわけ人気ですが、80年代の前半はセールスも低迷し、一般的にはバンドの暗黒期として語られることが多いですね。

本人達ですら忘れたい時期のようですが、『Private Audition』と次作の『Passionworks』あたりの作品も、決して駄作ではありません！結構ハードな曲調も多いですし、むしろメタルファン的には美味しい時代と言っていいと思いますので、先入観なしに一聴してほしいと思います。そう言ったときのお試し聴きに、ストリーミングは本当に便利ですよね。

今回ピックアップした「City's Burning」は、アルバムのオープニングを飾るナンバーで、エッジの効いた、引っ掛けるようなリズムのリフがクールな、HEART流のハード・ロックチューンです。アンのエモーショナルなハイトーン・ヴォイスも、本当に格好良くて痺れます！ライヴでこそ聴いてみたい楽曲とも言えるでしょう。

ぜひ、一度聴いてみてください！