これぞ80s!のイメージなヘア/グラムメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ヴァレンタイン(VALENTINE)が1990年にリリースした1枚目のアルバム『Valentine』の6曲目に収録。
ロビー・ヴァレンタインでも、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインでもなく、そのまんまヴァレンタインです(笑)。ヴォーカルを務めるヒューゴ・ヴァレンティは、ヒューゴ(Hugo)としてメロハーマニアにはお馴染みですね。ゼロコーポレーションからリリースされたソロ作が懐かしい〜。
そんなヒューゴのヴォーカル力をシーンに知らしめたのが、このヴァレンタインでしたね。一聴すれば誰でもわかるくらい、スティーヴ・ペリーにクリソツ(そっくり)!本家のスティーヴ・オージェリーやアーネル・ピネダに充分肉薄しています。
ヒューゴの場合は、風貌まで激似!前述のソロ作のジャケットに、ドアップの顔がどーんと乗ってますけど、声が似てると顔まで似てくるんですかね?スティーヴ・ペリーが脱退した時は、ヒューゴでいいんじゃないと、誰もが?思ったんではないでしょうか。
何かと声質ばかりが気になるものの、ヴァレンタインのデビュー作はなかなかの完成度で、かなり聴き込んだ記憶があります。今回、全体の楽曲やバンドの雰囲気から、ヘア・グラム・メタルのカテゴリーに入れましたけど、メロディ重視の方向性から、メロハーとして捉える方も多いかもしれません。まさにオルタナ・グランジ前夜に放たれた、良心の一枚でしょう。
今回ピックアップした「Where Are You Now」は、ヘアグラム的なイントロ、Aメロから、次第にメロハーに移行して、フック抜群のサビにつながっていく、一粒で二度美味しい楽曲です!スティーヴ・ペリーが、LAメタルチックな楽曲を歌ったらこうなるんだ、なんて妄想しながら聴くのも、なかなか楽しいですね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!