※古きを聴いて新しきを知る。遠い昔になった時代の楽曲を振り返ります!
アメリカのハード・ロック・ギタリスト、テッド・ニュージェント(Ted Nugent)が、1978年にリリースした4枚目のアルバム『Weekend Warriors』の7曲目に収録。
未だ混沌としているアメリカ大統領選挙ですが、トランプ大統領の支援者集会に登場して、アメリカ国家をギターで演奏していたのが、テッド・ニュージェントでした。彼はバリバリの保守派で共和党を支持していますし、様々な発言で過去に物議を醸していますからね。
レディ・ガガやジョン・ボン・ジョヴィのごとく、多くのメタル系のアーティスト達も、民主党を支持しているだけに、テッドの行動は逆に目立って映ります。正直、音楽の評価とは別物の部分なので、アーティストにはあまり政治的な思想を、全面に押し出して欲しくない気がします。
ともあれ、ソロ・アーティストとしてのテッドは、そのワイルドな風貌のイメージそのままに、ストレートで豪快なハード・ロックを身上にしていますね。ソロですから、ダム・ヤンキースでの若干スマートな雰囲気とはちょっと違い、暑苦しいくらいのアメリカン・ロックが展開されていきます。
まあ、どのアルバムのどの曲も、正直同じような感じなんですが(笑)、細かいことは関係ねえ!と言わんばかりに、ホロウボディのどでかいギターをアンプに直結してぶちかます、テッド流のハード・ロックンロールは、理屈抜きに楽しめますね。
今回ピックアップした「Weekend Warriors」は、「週末の戦士」とそのままの邦題(笑)がつけられた、アルバムのタイトル曲です。アップテンポでハード・ロックの中で、テッドのヴォーカルとペンタトニック一発!みたいな、何も構成を考えてない(笑)ギターソロがいい味を出してます。意外とギターの歪みが少なめで、聴きやすいのはご愛嬌ですね〜。
それにしても、このバズーカをぶっ放してるみたいなジャケットは、最高にかっこいいなあ。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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