評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、ガンズ・アンド・ローゼズ(GUNS N' ROSES)が、2006年にリリースした4枚目のアルバム『Chinese Democracy』の9曲目に収録。
”制作期間14年、制作費14億円”という、二流の広告代理店が考えたようなゴロ合わせのキャッチフレーズ(笑)で話題になった本作。改めてネット上での評価を見てみると、意外と好意的な意見も多いようです。そんな中で駄盤くくりで紹介するのは気が引けますが(汗)、個人的に、ガンズ名義のアルバムとしては、素直に喜べない内容でした。
やはり14年も待ったのであれば、相当に期待感も高まっていましたからね。フタを開けてみると、全盛期のガンズの魅力だった、危険な香りやスリルに欠けていて、普通にその辺のバンドでも作れそうな良質なロックアルバム、という印象でした。アクセルのソロアルバム名義(実質はそうなんでしょうけど)であれば、もう少し納得できたかもしれません。
個人的に何よりガッカリしたのが、迫力にかけるサウンドプロダクションでした。ファースト、セカンドと聴き比べると雲泥の差です。膨大な費用を一体どこに掛けたんでしょうか?他にも、発売から長く経って、実際はヴォーカルの録音は90年代に済んでいたものだったとか、真相はともかく、いろんな後日談が出てくるのも喜ばしくはないですよね。。
そんな中で、今回ピックアップした「Riad N' the Bedouins」は、ガンズのトレードマークと言える、ノリの良いリズムとアクセルのハイトーンが堪能できるナンバーです。自然と身体が動き出すようなドライヴ感は、80年代のガンズを十分に彷彿とさせてくれます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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