※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、マーシャル・ロウ(MARSHALL LAW)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Marshall Law』の2曲目に収録。
NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)の勃発から、10年程度が経過した89年に、救世主として突如登場したバンドのひとつが、このマーシャル・ロウでした。ヘヴィ・メタルの本丸を奪われてしまった、大英帝国が送り出す最後の砦!なんていうと大げさ過ぎますが(笑)、久々に登場したブリティッシュ・メタル・シーン期待のニューカマーであることに、間違いなかったですね。
89年デビューというのが信じられないほど、どストレートで純度の高い正統派メタルを、全編で聞かせてくれます。大先輩のメイデン、プリースト直系のサウンドは、なかなかのクオリティで、さすが本場イギリス産だなあと、納得させてくれますね。
今回ピックアップした「Under the Hummer」は、アルバム冒頭のイントロダクションから必殺パターンで繋がる、正統派メタルのお手本のようなチューン。ツイン・バス・ドラムの遅過ぎず速過ぎずの適度な疾走感、典型的なメタルリフのパターンとツインギターのバランス、NWOBHM的な匂いも漂わせるヴォーカルと、全てにおいてちょうどいい塩梅が実にお見事!
変に激し過ぎたり、重過ぎたり、はたまたモダン過ぎたりすると、この味わいは出せないんですが、各楽器が奏でる絶妙なバランスと、音質がいいのか悪いのか判断しかねる(笑)サウンド・プロダクションの具合が、メタルのど真ん中であることを盤石にしていますね。たまに無性に聴きたくなるサウンドです!
余談ですが、ヴォーカルのAメロが、ヨーロッパの「ファイナル・カウント・ダウン」に、どことなく似てない?ホントに余談でした(笑)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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