※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のハード・ロック・バンド、子供ばんど(KODOMO BAND)が、1983年にリリースした、ミニアルバム『Yes ! We are KODOMO BAND』の5曲目に収録。
子供ばんどの音楽性は、ヘヴィ・メタルとは到底言えなかったのに、80年代前半の頃は、音楽誌でも元祖ジャパメタのひとつとして、捉えられることが多かったように思います。レインボーの来日公演で、オープニングアクトを務めてましたし、ジャパメタとノーマルな日本のロックの、ボーダレスな位置にいる印象がありました。
そう言えば当時、うじきつよしと高崎晃、山本恭司との対談記事があって、なんとなくうじきだけが、ギターに関しても違う方向性で、浮いてるなあと感じた記憶があります。個人的に彼らに対しては、特に初期は日本のAC/DC、日本のアンガス・ヤング、というイメージが未だにあります。プリミティヴで普遍的なハード・ロックで、元気いっぱいステージを駆け回る(ヘルメットにミニアンプを乗せて!)、真のライヴバンドだった点など共通してましたからね。
今回、本当は紹介したかった「東京ダイナマイト」のような曲が、ストリーミング化されていませんでした。。もっと気軽に彼らの元気が出るロックを、楽しめる日がきてほしいですね。ということで、ピックアップした「FIRST AID KIDS (English Version)」は、子供ばんどが海外進出を目論んでいた頃のナンバーです。
リック・デリンジャーをプロデューサーに迎えたニューヨーク録音で、英語ヴァージョンになっています。日本語歌唱のオリジナルが、まだストリーミングで聴けないんですね。。勢い一発の初期からより整合性のあるサウンドを標榜した頃らしく、快活でキャッチーなリフとメロディが、どことなくヴァン・ヘイレンぽくもあり、アメリカンな印象も与えてくれます。
うじきつよしが、のちに俳優、タレントに転身して活躍した時はびっくりしましたが、最後はロックに戻ってきてくれたのは、嬉しかったですね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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