※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、ウォーロック(WARLOCK)が、1985年にリリースした2枚目のアルバム『Hellbound』の1曲目に収録。
ドイツのみならず、欧州を代表するメタルクイーンといえば、ドロ・ペッシュですね。日本と海外での人気の差が、歴然としたアーティストの一人でもあります。筆者は、ヨーロッパのフェスで、DOROとしてのライヴを経験したんですが、巨大なメインステージで、大観衆を前にパフォーマンスする姿は、大物アーティストの風格があり、日本では想像できないほどでした。
来日公演でも、小さなライヴハウスでしたからね。ドイツのメタルファンが見たら、その違いにひっくり返るかもしれません。日本で人気の海外女性ロッカーといえば、女性らしさを全面に出したタイプが多いので、ドロ姐さんのような、男勝りの強い女性のタイプは、好まれるテイストとちょっと違うのかもしれません。
それにしても、80年代初頭から活躍し、今もメタルシーンの第一線で活躍し続けるドロは、世界でも稀な元祖メタルクイーンと行って良いでしょう。80年代末期からは、自身の名を冠したソロバンド、DOROで活躍していますが、個人的にはドロに出会ったウォーロック時代が、とても気に入っています。
今回ピックアップした「Hellbound」は、ウォーロックのメジャー第一弾作のタイトル曲です。イントロからいきなり2バスの連打に導かれた、メタル以外の何者でもないリフの展開がいいですね〜。後半で聴かれる、ディープ・パープルの「Burn」的な、ネオクラシカル風のギターソロも、意外性があってハッとさせられます。
そして、何と言っても、ドロ姐さんのパワフル極まりない歌唱がグレイト!かなりのハイトーンなんですが、女性らしからぬ野太くワイルドなヴォイスは、メタルを歌うために生まれてきた、女王の片鱗を見せてくれます。ストリーミングでは嬉しいことに、この曲のライヴ映像も上がっているので必見ですね。
ところで、バンドの英字スペルですが、「ロック」の部分が「L」ではなく、「WARROCK」という風に「R」と長年思い込んでました〜(汗)。
ぜひ、一度聴いてみてください!
ライヴ映像はこちら!