※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
イギリスのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ブロンズ(BRONZ)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Taken By Storm』の1曲目に収録。
その昔、NWOBHM期のイギリスに、ブロンズレコーズというインディペンデントのレーベルが存在し、モーターヘッド、ガールスクール、エンジェルウィッチ辺りのリリースをして、日本のレコード会社もライセンス契約を交わしていました。
そのブロンズレコーズからデビューしたのが、このブロンズです(ややこし〜)。前述のヘヴィメタル色の強いバンド達と異なり、キーボード主体で叙情的な美旋律をフィーチャーした、メロハー寄りのサウンドだったのが、当時意外だった記憶があります。
このバンドの大きな魅力は、やっぱりヴォーカルのマックス・ベーコンでしょう。のちにイエスのスティーヴ・ハウ、ジェネシスのスティーヴ・ハケットとのGTRに参加するマックスですが、その突き抜ける透明度の高いハイトーンは、どの曲においても気持ちいいですね〜。
今回ピックアップした「Send Down an Angel」は、キーボードのイントロに導かれて、キャッチー極まりないメロディが乱舞する、爽快でポップなメロハーチューンです!フックの強いサビ部分のコーラスワークも美しく、こういった曲調ではマックスのヴォーカルが、より冴え渡っていますね。
結局、ブロンズレコーズは消滅し、その後、メンバーチェンジをしてアメリカマーケットを目指しましたが、制作済の次作はお蔵入りとなってしまいます。結局リリースされたのがリユニオンを繰り返した後の、2010年!というんですから、何が起こるかわからないものです。
ところで、このアルバムは、当時の日本デビュー時はジャケット違いで、黒地に黄金のオブジェ?に雲間から光が乱反射したメロハーっぽいデザインで、こっちの方が好みだったかもです。邦題が“黄金の嵐”でしたね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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