※まさにHM/HRの黄金時代、80年代を彩った楽曲を振り返ります！
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 ザ・ロッズ（THE RODS）が、1981年にリリースした1枚目のアルバム『The Rods』の 1曲目に収録。
昨日の紫の回で、ディープ・パープルのことを書いていたら、このザ・ロッズをなぜか思い出したので、今回取り上げることにしました〜。その昔、このザ・ロッズは、NWOBHMに対してのアメリカから回答として、西のY&T、東のザ・ロッズなどと、音楽雑誌で称されていたのを覚えています。
デビュー作のジャケットに映る、3人のデニム＆レザーに身を包んだメンバーを見て、いやが応にもモーターヘッドあたりを連想してしまいましたが、そこまでハードな音像ではないものの、NWOBHMっぽさも感じる男っぽいHM/HRを身上としていました。
ヴォーカル、ギターのデヴィッド・フェインステインは、かのロニー・ジェイムス・ディオの従兄弟で、ロニーとはELFでプレイしていますね。ドラムのカール・キャネディは、のちにアンスラックス、エキサイター、オーヴァーキルらの初期の名盤を、こぞって手がけたプロデューサーとして知られています。まさに東海岸のスラッシュ生き字引きで、その歴史を創ってきた重要人物と言えるでしょう。
さて、今回ピックアップしたのは、勿論彼らの代表曲として真っ先に挙がる「Power Lover」です！この曲の中間部がディープ・パープルの「Highway Star」や「Burn」をオマージュしたようなパートが出てくるので、有名になりましたね。そうした点を除いても、ストレートに疾走していく男らしいHM/HRサウンドは、手数の多いスリリングなドラミングも相まって、ヘッドバンギングへと誘う普遍的な魅力に溢れています。
「Power Lover」が突出しているため、何かとデビュー作だけが注目されがちですが、デビュー作に収録された他の楽曲や、セカンド、サードにも聴きどころがあります。ストリーミングにアップされていますので、「Power Lover」が気に入ったら、色々遡って試聴してみるもの良いかと思います！
ぜひ、一度聴いてみてください！
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