※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます。
アメリカのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ホワイト・シスター(WHITE SISTER)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『White Sister』の1曲目に収録。
前回のメロハーでのジェフリアからの繋がりで、今回は、グレッグ・ジェフリアがプロデュースしたホワイト・シスターでいってみましょう〜。いわゆるLAメタルブームの中で数多登場したバンドのひとつに位置付けられていましたが、叙情性のあるメロディ重視の方向性は、異端と言えるものでした。
何と言ってもキーボードの音のバランスが、馬鹿デカイのなんの(笑)。グォ〜ンと迫り来る自己主張の激しいシンフォニックな音を聴けば、いやが応にもグレッグ先生を連想してしまいます(笑)。とはいえ、これがホワイト・シスターの個性に繋がってるんですけどね。
実は、キーボードだけでなく、ギターもエッジが効いて結構目立ってます。そのせいか、ソフトなイメージとは対極なので、メロハー的な柔らかいサウンドがちょい苦手な人でも、十分に楽しめると思います。
今回ピックアップした「Don't Say That Your Mine」は、EMIからのメジャーデビュー作のオープニングにして、ホワイト・シスターの代表曲と言える佳曲です。サビの分厚いフックのあるコーラスも凄いんですが、色んな音が詰め込まれた音の密度が濃すぎ!
ちょっとリバーブが掛かり過ぎたサウンドプロダクションは、何だか風呂の中で演奏してるような音像(笑)は、ご愛嬌でしょう。このデビュー作には、他にもたくさん良い曲がありますし、セカンドもそれなりに楽しめたものの、わずかアルバム2枚で消滅してしまいました。また、リードギターのリック・チャドックは、2012年にがんの闘病の末、残念ながらこの世を去っています。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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