※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 レーサーX(RACER X)が、2000年にリリースした4枚目のアルバム『Superheroes』の1曲目に収録。
イングヴェイのデビューはもちろん衝撃でしたけど、完全に追い打ちをかけたのがポール・ギルバートの登場でしたね。筆者も当時せっせとギターを弾いてプロになりたい!なんて思った時期もあったんですが(汗)、ポールの超絶技巧には「こんな奴が世界にはおるんか〜!真似できるわけないやん。。(涙)」と、淡い夢を軽く踏み潰すくらいの衝撃がありました。
但し、バンドのレーサーXで言うと、デビュー作はギターも含めて音が悪すぎ、ヴォーカルがガナリ過ぎ(本当はドラマーでしたもんね)で、閉口したのも事実です。まさかのポールのクローン(ブルース・ブイエ)を用意してハモらせるという、馬鹿すぎるアイデア(褒めてます)を実践したセカンドは名作だと思いますが、未だサウンドプロダクションはスカスカで、あまり改善されてませんよね。
そうした意味で、すべての面においてグレードアップした復活後のレーサーXは、理想的な正統派光速メタル(そんなジャンルないですよね(笑))を体現してくれます。中でも、今回ピックアップしたタイトルチューン「Superheros」は、2000年代の正統派メタルの名曲のひとつと言いたい珠玉の出来栄えです!
ギターを弾くもの全てをどん底に叩き落とす(笑)、ポールの超絶プレイはもちろん、ジェフのヴォーカルも、ロブ・ハルフォード張りにカッコ良し!厚みのあるタイトなプロダクションもいいですし、正統派メタルの理想郷といっていいんじゃないでしょうか。それだけに、なんでこのおチャラけたジャケットデザインなんでしょうかね。ポールが持ってるのは、そもそもギターではなく赤いベースですし(笑)。
ポールには不定期でもいいので、またいつかレーサーXの新しい音源で、正統派メタルをぶちかまして欲しいですね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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