※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、W.A.S.P.(ワスプ)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『W.A.S.P.』の1曲目に収録。
LAメタルシーン随一のキワモノ、W.A.S.P.は未だ鮮明な記憶に残るバンドですね〜。フロントマンのブラッキー・ローレスが、股間にノコギリの歯を半分切って装着してるとか、聞いただけでアホ丸出しで最高でした。しかも、ミュージックビデオで実際見たら、ノコギリの歯が当たって危ないので、ジーン・シモンズの出来損ないみたいな、ガニ股でヨロヨロと歩いてる姿(笑)が、カッコ悪すぎでクラクラしてしまいました。
そんなお間抜けぶりばかりが頭に浮かびますけど、サウンドの方は覚えやすくキャッチーなヘヴィ・メタルで、良曲がたくさんありましたね。ブラッキーの絶叫しているようできちんと歌えている、個性的な声を生かしたヴォーカルも、W.A.S.P.を特徴づけていました。
今回ピックアップした「I Wanna Be Somebody」は、W.A.S.P.の代表曲のひとつで、シンガロング必死のサビが熱い、正統派のヘヴィ・メタル・チューンです!そういえば、リードギターのクリス・ホルムズは80年代当時、エディ・ヴァン・ヘイレンのレコーディング用に、自分のギターを貸したエピソードが、披露されていましたね。当時の西海岸のシーンで、お互いよく知る仲だったようです。
正直、クリスのキャラが濃すぎて、ギターソロまでじっくり聴いてなかったんですが(汗)、改めて聴くと、この曲のソロでもフレージングが独特で、ギタリストとしてのポテンシャルの高さを感じます。
W.A.S.P.は作を追うごとに、ノコギリも外して(笑)落ち着いていき、『Crimson Idol』のようにシリアスな作品を生み出して行きました。筆者もヨーロッパのフェスでW.A.S.P.を観たことがありますが、すっかり大御所的な扱いで、日本での認識との違いを感じましたね。とはいえ、この初期の頃の愛すべき破茶滅茶ぶりが、曲の親しみやすさも含めて、やはり懐かしく思えます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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