※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル / ヴュジュアル・ロック・バンド、X(エックス)※現X-JAPANが、1988年にリリースした、1枚目のアルバム『Vanising Vison』の6曲目に収録。
今や、とてつもなく巨大な存在になったX-JAPANやYOSHIKIを見ていると、80年代の「たけしの元気が出るテレビ」のヘビメタコーナーの頃から、彼らを認識していただけに、たまに不思議な感覚に襲われるんですよね〜。同時に、何もかもが変わった状況に、あれから長い年月が経ったんだなあと、ふと感慨深い思いがします。
ただし、あの頃と今も変わらないのは、X-JAPANやYOSHIKIが、あらゆる場面で「既成概念」を打ち壊しながら、様々な活動を続けていることでしょう。80年代当時、奇抜なヴィジュアルのヘアメイクを施したことに始まり、たとえ笑い者になろうと有名になるため手段を選ばずテレビに出たことも、誰もやらなかったことでした。
最近では、大ホールから急遽無観客のライヴを配信したのが話題になりましたけど、通常考えられないことですよね。他にも無数にありますが、既成概念を打ち壊していく過程が、X-JAPANの歴史そのものであり、彼らを唯一無二の存在にしている要因とも言えるでしょう。
今回ピックアップした「I'll Kill You」は、X初の自主制作EPとしても発売された、スピード・メタル・チューンです!『Vanising Vison』のヴァージョンでも、未だプロダクションこそ荒いものの、YOSHIKIのツインバスドラムの凄まじい連打をはじめ、全てをなぎ倒すような突進力は、ジャパメタ史を全て塗り替える怒涛の勢いを感じますね。
そして改めて聴いて何より凄いのが、パフォーマンスやメロディ、曲展開など、XーJAPANらしさやオリジナリティが、すでにこの時点で確立されており、この1曲の中にすら濃縮されていることです。それを理解できるには、まだ早すぎたんでしょう。
ちょっと過激なオリジナルジャケは差し変わってますが、彼らの原点のひとつと言えるインディーズ作『Vanising Vison』まで、ちゃんとストリーミング配信してくれているのは、嬉しい限りですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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