※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
カナダのハード・ロック・バンド、キラー・ドワーフス(KILLER DWARFS)が、1990年にリリースした4枚目のアルバム『Dirty Weapons』の1曲目に収録。
このキラー・ドワーフスも、カナダのHM/HRバンドあるある?で、本国や全米における評価とは裏腹に、日本ではほぼオミットされてきたバンドのひとつです。本国ではカナダのグラミーにあたる、ジュノー賞にノミネートされているほか、全米でも活躍してるんですけどね〜。
筆者がキラー・ドワーフスを知ったのが、88年にメジャーからリリースされた3作目『Big Deal』収録の「Tell Me Please」でした。確かMTVのヘッドバンガーズボール辺りで、MVが流れていたと思います。
いわゆるLAメタルの流れを汲む、キャッチーでわかりやすいハード・ロックでしたが、ちょっとひと練りある独特のメロディセンスと、ヴォーカルのラス・グラハムの爬虫類チックな声質が、聴いていて何ともクセになったんですね。
ところが、『Big Deal』は日本盤でリリースされたものの、以後、全く話題にならず。。この『Dirty Weapons』もなかなかの完成度なのに、結局正当に評価されることはありませんでした。振り返ると、彼らの音楽性やイメージが、パーティーHR系でもシリアスなメタルでもないので、中途半端に受け止められたのかもしれません。
本当は「Tell Me Please」をピックアップしたかったんですが、まだストリーミング化されていないので、次作のタイトルチューン「Dirty Weapons」を選んでみました。マイナーキーの楽曲ながら、独特のポップセンスと耳に残るグラハムのヴォーカルが、きらりと光っていますね!ストリーミングではMVも楽しむことができます。
彼らは解散、再結成を経て、2018年にはメガデスのデイヴ・エレフソンのレーベルと契約して、新作の予定もあるようなので、そちらも気長に待ってみたいですね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
MVはこちら!