※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のハード・ロック・バンド、 アクション(ACTION)が、1988年にリリースした、6枚目のアルバム『Interaction』の9曲目に収録。
特異なキャラ設定と怖くない、むしろとっても楽しいポップなハード・ロック。数多のジャパメタ勢の中でも、アクションの独自性は際立っていました。元々は高橋ヨシロウらが在籍した関西のプログレバンド、ノヴェラの人脈から始まったアクションですが、全く異なる音楽性を打ち出しているのも、興味深かったですね。
デビュー作である『Action Kit』のパッケージに代表されるように、売り出し方の楽しい仕掛けが実に巧妙で、色んな意味でワクワクさせられるバンドでした。音楽性も含め、KISS辺りをいい意味でモチーフにしていたんでしょうけど、もう少し全てが上手くいけば、ジャパメタのフィールドを超えて、一般層にアピールできたのかもしれません。
作を追うごとにキャラ設定も解除して、オサレスーツに身をまとい(笑)、音楽だけで勝負する方向に変貌していきましたが、当初のインパクトが強過ぎて、次第に尻つぼみになってしまいました。むしろ、後期の作品を聴くと、シンプルながら良質なハード・ロックが満載で、アース・シェイカー辺りとはまた一味違った、高橋ヨシロウの非凡なポップセンスを感じますね。そのソングライティング力は、もっと評価されるべきでしょう。
今回ピックアップした「夢見る頃すぎて」は、シングルにもなった必殺のハード・ポップ・チューンです!サビが”フックありすぎて”ですね〜(笑)。というか、”ボン・ジョヴィそのまますぎて”、大丈夫か?という感もあるものの(笑)、キャッチーでポップなメロディが凝縮されていて、素直にええ曲やなあ〜と思えます!どうせなら最後は転調して欲しかったかも?
アクションも、他の多くのジャパメタ勢同様に、初期の作品が未ストリーミング化なんですね。。「アクション100000ボルト」とか「アメリカン・キッス」とか、絶対多く再生されますよ。ホント機会損失ですので、早くストリーミング化されてほしいところです。
ぜひ、一度聴いてみてください!