※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、シンデレラ(CINDERELLA)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Long Cold Winter』の1曲目に収録。
乙女チックなバンド名と、かのジョン・ボン・ジョヴィに見出されたという”シンデレラ”ストーリーから受けるイメージで、あれよあれよと言う間に、煌びやかな80sメタルシーンのど真ん中に上り詰めたシンデレラ。
当時受けたインパクトは、まさにデビュー作のジャケットに写る、”ジャーン!”と言わんばかりの登場シーンが表すようでした。しかし、今みると、有名カメラマンのマーク・ワイズが撮影したこのジャケット写真、スモークを炊いたりして、いい感じにダサいですね。。。(汗)
ギター&ベース回しのパフォーマンスとか、何かとド派手な部分がフォーカスされつつも、その音楽性は、エアロスミスやAC/DCの流れを汲む、基本的なハード・ロックンロールを、ベースにしており、トム・キーファーの渋めのテイストが、隠し味になっていました。
それが一転、トムの音楽的なルーツをさらけ出すように、突如ブルージーさを全面に押し出し始めたのが、『Long Cold Winter』でしたね。今回ピックアップした「Bad Seamstress Blues/Fallin' Apart at the Seams」は、アルバムの冒頭を飾りますが、当時イントロの渋いギターフレーズを聴いた瞬間に、シンデレラの変貌ぶりに少し驚かされました。
この曲の肝は、何と言ってもコージー・パウエルの“らしい”ドラミングでしょう!非公式にアルバムで叩いたコージーでしたけど、この曲はコージーらしいフレーズが炸裂し過ぎ(笑)もうバレバレで最高です(笑)。
シンデレラはドラムのフレッド・コーリーがウィークポイントで、来日公演でのプレイも酷かった記憶しかありません(汗)。。アルバムではずっしりとボトムが重い、コージーのドラムの安定感が半端なく、彼らの最高傑作と言えるアルバムのクオリティを、さらにレベルアップさせるのに、絶大な貢献をしています!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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