※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのロック・バンド、TOTO(トト)が、1984年にリリースした、5枚目のアルバム『Isolation』の7曲目に収録。
TOTOの作品では、まずは全米チャートとグラミー賞を席巻した『TOTO IV』、次にデビュー作の『TOTO』、辺りが、代表作やフェイバリット作として、一般的にまずは上がってくると思います。筆者も勿論良く聴いた作品で、全く異論はないんですが、個人的なフェイバリットでいえば、この『Isolation』を真っ先に選びたいですね〜。
『TOTO IV』の直後、しかもヴォーカリストの交代という痛手の中でリリースされ、セールス的にも芳しくなかったこともあり、あまり積極的に評価されていないように見受けられますが、ハード・ロック寄りのTOTOとしては、楽曲、パフォーマンスともに、非の打ち所がない完成度を誇ります。
歴代TOTOのヴォーカルでは、ボビキンこと?ボビー・キンボールが、やはり一番TOTOらしさを感じるんですが、このファーギー・フレデリクセンのどこまでも伸びる、澄み渡ったクリスタルなハイトーン・ヴォイスは、まさに極上の味わい!
いかにも80sな、キラキラとしたサウンド・プロダクションも素晴らしいですね〜。昔よくいったライヴハウスで、幕間のBGMが必ずこのアルバムだったのを覚えています。スティーリー・ダンのごとく、スピーカーチェックに最適な音に思えます。
どの曲も良いので、今回はタイトルチューンの「Isolation」をピックアップしました〜。ポップでキャッチーなメロディと、フック抜群のコーラスワークが耳を捉えて離しません。こうしたストレートな楽曲でも、ジェフ・ポーカロのグルーヴ感抜群のドラミングをはじめ、匠の技が光る演奏によって、単なるハードポップチューンで終わらないのは、流石TOTOと言えるでしょう。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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