【楽曲紹介】オーメン（OMEN）「Termination」

※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 オーメン（OMEN）が、1985年にリリースした2枚目のアルバム『Warning of Danger』の7曲目に収録。

B級メタルの中のA級、このオーメンはまさにそんな形容詞がぴったりなバンドでした。どのアルバムのジャケも（特にファーストはヤバい）、絵柄がかなりB級（というかC級？）テイスト満載なんですが、いざ聴いてみると意外と悪くない！でもちゃんと評価すると、ややこしいですが、やっぱりB級には違いないなあ、となります（笑）。

３枚目まではアメリカン・パワー・メタル好きなら必聴ですけど、敢えていうなら、ヘビが睨みを利かせるジャケの『Warning of Danger』ですかね。アメリカのバンドらしからぬ、純度高めの正統派メタルが全編を覆い尽くしてます。

ヘアメタルで浮かれまくった80年代中期のアメリカ西海岸で、このサウンドを敢えて選択していたのもスゴイですよね。バンドをやって、おねーちゃんにモテたい！なんていう、やましい気持ちはサラサラなかったんだと察します（笑）

今回ピックアップした「Termination」は、２バスで押しまくる典型的な正統派メタルチューンです！どこか土煙をあげて疾走しているような、男臭さがたまらないですね。2003年に亡くなってしまったヴォーカルのJ.D.キンボールも決して巧くはないんですが、どこか哀愁を漂わせた男っぽい声質が、このサウンドには妙にはまっています。

特質すべきはやはりベーシストでしょう。プレイを聴くと一聴瞭然ですが、どんだけスティーヴ・ハリスが好きやねん！というくらい、ビキビキと弾きまくって目立ちまくってます。当時の映像を見ると、指弾きじゃないですが（笑）。でもアイアン・メイデン好きには、ツインギターも多用してますしオススメしたいですね！

ぜひ、一度聴いてみてください！