※評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。
アメリカのスラッシュ・メタル・バンド、メガデス(MEGADETH)が、1999年にリリースした8枚目のアルバム『Risk』の5曲目に収録。
メガデスのサウンドへのイメージが変わってきたのは、『Youthanasia』あたりからですよね。個人的にはインテレクチュアル・スラッシュ的なサウンドにハマり、それまでフェイヴァリットバンドのひとつとして、サルのように聴きまくっていただけに、一気に熱が冷めていきました。正直この『Risk』も、当時まともに聴いた記憶がありません(汗)。
ストリーミングで改めて聴いてみて、これはやり過ぎてんなあ〜と言わざるを得ませんね。なんでもマーティ・フリードマンは、メガデスをB'zみたいなバンドにしたかったらしく、、いやあ、ちょっとムリがあり過ぎで、他でやった方がいいと思いますよ。
100歩譲って、普通のロックアルバムとして評価しても、それほど曲が良いとも思えず、、結局、酷いジャケットも、2004年にリマスター盤が出た時に、ロゴもろとも差し替えられてますし、デイヴ・ムステインとしても、満足した作品とは言えないのでしょう。
アクビを誘発する(汗)楽曲が続きますけど、今回ピックアップした「Breadline」は、もはやポップとさえ言える、サビのメロディに驚愕させられること必至の、キャッチーなロックチューンです!このメロディとムステインの声質、唱法が合わなさ過ぎ(笑)。それが逆にシュールな魅力になっているのが面白く、これはこれでアリです!
プロデューサーがジャイアントのダン・ハフですし、ドラマーもスラッシュ畑ではないジミー・デグラッソと考えると、マーティーの入れ知恵が一番大きそうとは言え(笑)、こうした曲が誕生したのも不思議ではないかもしれませんね。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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