※CDじゃなくても、ストリーミングで聴ける新作をご紹介します!
2021年3月19日、アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、エージェント・スティール(AGENT STEEL)の約14年ぶり6枚目のニュー・アルバム『No Other Godz Before Me』がリリースされました。
総帥ジョン・サイリースの新作としては、2枚目の87年『Unstoppable Force』以来、実に約34年ぶり!になります。いやあ生きててよかった(笑)。それにしても、輸入盤CDが4月になるようですし、まして日本盤CDが出るのかも不明で、こうしてリアルタイムで全編聴けてしまうストリーミングの大勝利ですね〜。
すでにストリーミングでは先行で何曲かアップされてまして、こちらでもすでにレビューしていました〜。
実際にアルバム全曲になった時、果たしてどうなるのか、ちょいと不安もありましたが、結果的には、四半世紀以上ぶりと考えれば十分すぎる、エージェント・スティールらしさ全開の復活作になっています。
ジョン・サイリース以外のメンバーは、全員若手(ジョンに比べれば)に一新されてますし、ギター、ドラムの技量はかなりのモノ。肝心のジョンのヴォーカルも、勿論80年代当時と比べるのは酷でしょうけど、音源で聴く分には超音波ハイトーンをこれでもかと繰り出し、年齢を考えれば、かつてのイメージを壊すことなく奮闘している樣には、胸熱になるでしょう!
イントロダクション「Passage to Afrom-V」とアウトロ「Entrance to Afrom-V」に挟まれた構成になっていて、2曲目の「Crypts of Galactic Damnetion」から、基本はスピードまたスピード・メタルの連発!これでもかと潔く疾走を続けます。
後半は緩急をつけつつ、かつての「Never Surrender」を彷彿とさせる3連シャッフルの「Carousel of Vagrant Souls」など、飽きさせないヴァリエーションも十分。最後は、再びスピード・メタルの『Outer Space Connection」で締めと、流れもバッチリです。
しょぼいジャケットデザイン(汗)は、未確認飛行物体をイメージしてるんでしょうけど、車のヘッドライトに見えてしまうのはご愛嬌ですね(笑)
楽曲は、典型的なスピード・メタル・チューンのタイトル曲「No Other Godz Before Me」を選んでみました。MASTER OF THE METAL!
聴いてほしい度
87%