※80sを象徴する音楽、産業ロックのあれこれを紹介していきます!
アメリカのメロディアス・ロック・バンド、バッド・イングリッシュ(BAD ENGLISH)が、1991年にリリースした、2枚目のアルバム『Backlash』の2曲目に収録。
産業ロック〜メロハー界のスーパーグループ、まさにそんな触れ込みで登場したのが、バッド・イングリッシュでした。ソロとしても成功を収めたヴォーカリスト、ジョン・ウェイトとベースのリッキー・フィリップスは元ベイビーズ、さらに同じく元ベイビーズでジャーニーに引き抜かれたキーボードのジョナサン・ケイン、ギターは御大ニール・ショーンと、2つのバンドが合体したような編成でしたね。
そして、ドラムはディーン・カストロノヴァと聞いて、個人的には大好きなワイルド・ドッグスでの活躍はどーなるの??と、かなりショックを受けましたね〜。あんなにドカドカ叩きまくるドラマーで大丈夫かいな?という疑問もありました。
鳴り物入りで完成したデビュー作は、決して悪くなかったものの、正直楽曲のフックがちょっと弱目で、期待しすぎたせいもあり、少々がっかりさせられました。ジェフ・ベックらと共演したフェスで来日したのは確かこの後で、ディーンが予想通り叩きまくり浮いてましたけど(笑)、さすがに貫禄のパフォーマンスだったのを覚えています。
セールス的には芳しくなかったものの、バンドとしてのまとまりも出て、楽曲の粒が揃った2枚目の方が好きですね。ということで、今回ピックアップした「Straight to Your Heart」は、メロディのフックも力強く、このメンツのスーパーグループに相応しいクオリティの産業メロハー・チューンです!
ジャーニー、ベイビーズ、ジョンのソロのいいとこ取り採りをしたような良曲で、このクオリティと方向性の楽曲が、後2、3あればアルバムとして完璧でしたね〜。こちらはストリーミングで、MVも楽しめます!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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