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【楽曲紹介】 ラスチャイルド(WRATHCHILD)「Stakk Attack」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

イギリスのグラム・メタル・バンド、ラスチャイルド(WRATHCHILD)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Stakk Attackの1曲目に収録。

 

結成が1980年と、NWOBHM期に誕生したラスチャイルドですが、アイアン・メイデンを想起させるバンド名とは裏腹に、これぞグラム・メタル!というバンドイメージとサウンドを体現しているのが特徴でした。

 

ケバケバしいメイクと、金髪の長髪を逆立たせたルックス、おびただしいスタッズがついたレザーのコスチュームと、そのインパクトは絶大でしたね〜。ちょうど同時期に、そっくりなイメージのモトリー・クルーアメリカから登場しますけど、見た目のインパクトは、ラスチャイルドに軍配が上がるでしょう。面白いことに、日本の44マグナムや初期X辺りが提示したイメージのまんまですし、モトリーとともに、彼らの始祖的な存在にも見えますよね。

 

サウンドは、シンプル3コード&ストレートを身上とする、キャッチーなハード・ロックンロールを聴かせてくれますけど、モトリーに比べてよりチープ&スリージー。そして、バンドのお国柄か、ヴォーカルのロッキー・シェイズの歌唱などからは、そこはかとなくパンク・ロックの影響を色濃く感じます。

 

今回ピックアップした「Stakk Attack」は、デビュー作のオープニングに相応しく、2バスの連打でグイグイ突き進んでいく、典型的なグラム・メタル・チューンです!吐き捨てるようなロッキーのヴォーカルもクールですし、どーやって出してるのか謎のチープな(笑)ギターサウンドが最高過ぎます。プロデューサーがロビン・ジョージって、彼の音楽性を考えると、ちょっと意外ですね。

 

結局、デビュー作の後、権利関係の問題に巻き込まれたりしつつも、ブルース・ディッキンソンのプロデュースでMVを発表したり、2000年代には再結成したんですが、デビュー時ほどのインパクトを与えられませんでした。

 

演奏の上手い下手とか関係なく(というかめちゃ下手です(笑))、そのキャラクターも含めて、グラム・メタルのオリジネーターならではの、不思議な魅力を持ったバンドですので、まずはストリーミングで聴いて、再評価してほしいと思います。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Stakk Attack

Stakk Attack

  • Wrathchild
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes