※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のロック・バンド、 アルフィー(ALFEE)が、1983年にリリースした、7枚目のアルバム『Alfee's Law』の2曲目に収録。
アルフィーはメタルなのか否か?意見は分かれるかもしれませんが、アルフィーの多面的な音楽性を考えれば、それは正解でもあり不正解でもあるのでしょう。高見沢俊彦の音楽的嗜好が前面に出始めた、80年代前期の作品辺りから散見されるハード・ロック、メタルテイストの楽曲の数々は、その辺のメタルバンドが逃げ出すほど、紛れもなく本格的なものです。
個人的には、ラウドネスなど海外を目指したバンドとは、正反対の存在とやり方を貫いたアルフィーもまた、80年代最強のジャパメタバンドの1つだと思います。何せ「メリーアン」を皮切りに、ハードなテイストを注入した楽曲で次々と大ヒットを連発、ライヴではマーシャルアンプをうず高く積み上げ、海外のロックフェスのような大規模野外ライヴまで独自に実現していましたからね〜、ジャパメタ視点から見れば、バンドの格が違い過ぎます。
メタルサイドのアルフィーといえば、「ジェネレーション・ダイナマイト」「鋼鉄の巨人」「スウィート・ハード・ドリーマー」辺りの激しい曲が真っ先に思い浮かびますけど、今回ピックアップした「Mr.Romance」は、ツェッペリンの「移民の歌」風のリズムと高見沢の刻むリフが文句なしにクールな、メロディアスなメタルチューンです!
この曲の肝は、哀愁ある美旋律を、桜井賢、坂崎幸之助と高見沢による珠玉の3声ハモりで、終始紡いでいくところでしょう!HM/HR系ではまず見られないアレンジですけど、全編ハモりをこうした楽曲に溶け込ませる芸当は、アルフィーならではですね。
他にも、時期を問わず、よりメタル度、プログレッシヴ度の高い優れた楽曲がたくさんあります。今まで聴かず嫌いでいたHM/HRファンも、先入観を排除してまずはストリーミングで気軽にアルフィーのメタル魂に触れてもらえればと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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