Streaming for METAL !

音楽ストリーミングサービス・サブスクで、ヘヴィ・メタル、ハード・ロックを味わい尽くそう!

【楽曲紹介】 インペリテリ(IMPELLITTERI)「Power of Love」

※評価が今イチなアルバムの中に眠る、隠れた佳曲をご紹介していきます。

 

アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 インペリテリIMPELLITTERIが、1992年にリリースした2枚目のアルバム『Grin and Bear It』の4曲目に収録。

 

インペリテリに関しては、以前に楽曲紹介でも取り上げていました〜。

基本はクリス・インペリテリの超絶な速弾きを核に、若干の重め軽めがあるにせよ、正統派のパワー・メタルを基本としたサウンドを生み出してきたインペリテリ。ともすれば、どれも一緒やん、という批判も受けつつも、一貫してブレない方向性はファンにとって信頼できるところでしょう。

 

よくも悪くも似たような作品も少なくない中で、アレレレ?一体どーちゃったの??と、とりわけがっかりさせられたのが、この『Grin and Bear It』でした。何せ、名作『Stand In Line』に続く久々のアルバムでしたからね。グランジオルタナ禍でも、いつもの正統派メタルとネオクラシカルな超絶速弾きをぶちかましてくれるに違いない!と意気込んで聴いたのに、当時かなりがっかりさせられました。

 

時代に迎合したヘヴィネスや、エクストリームもどきのファンク調が全くはまっていないのもお寒かったんですけど、何より、諸悪の根源は楽曲のつまらなさ(はっきり言ってスミマセン、、)に尽きるでしょう。メロディのフックもなく、こうじゃないんだけどなあ〜、と思ってるうちに、アルバムが終わってしまいます(笑)。

 

そんな中で本当にオアシス的な楽曲が、今回ピックアップした「Power of Love」です!インペリテリに求めるイメージそのままに、UFOの「Lights Out」型(そんな型ありますかね?)の、典型的なメロディアス・パワー・メタル・チューンに仕上がっています。

 

クリスのギターはもちろん、ロブ・ロックのパワフルなハイトーン・ヴォイス、そして名手ケン・メリーのドラミングも、ようやく水を得た魚のように、活き活きとメロディをなぞっていますね〜。このメンツなら、余計なチャレンジは必要なし!でしょう。最も、この1曲のためにわざわざCDを買わなくていいと思うので(汗)、ストリーミングでリピして楽しんでもらいたいですね。

 

ぜひ、一度聴いてみてください! 

POWER OF LOVE

POWER OF LOVE

  • provided courtesy of iTunes

 

一応CDはこちら