※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
カナダのヘヴィ・メタル・バンド、 キック・アックス(KICK AXE)が、1984年にリリースした1枚目のアルバム『Vice』の1曲目に収録。
80sメタルシーンにおいて、メジャーレーベルから日本盤をリリースしているのに、なぜか決め手に欠ける煮え切らないバンド、振り返ると幾つもあったと思います。個人的に、このキック・アックスは、その筆頭格と言えるバンドでしたね。実際のところ日本での人気も微妙だった実感があります。
改めて聴き返すと、特に1、2枚目はアルバム全体を通してメジャー感のあるクオリティで、80sメタル好きなら十分楽しめる作品でしょう。ただし、決め手とらなるキラーチューンを挙げるのが正直難しく、これが致命的になったのかも知れません。
音楽的にヘア・グラム・メタル系をベースにしながら、メタルブームの本拠地アメリカでなくカナダのバンドだったという点も、マイナスのイメージが働いたのかもしれませんね。
余談ですが、活動時期は前後なれど、リリアン・アックスをはじめ”何とかアックス”という名称のバンドが幾つか活動していたので、個人的にはごっちゃになりがちでした(笑)。
『Vice』は、クワイエット・ライオットの大ヒット作『Metal Health』を手がけたスペンサー・プロファーが担当していますし、期待度も大きかったでしょうが、全米チャートの100位内にもランクインしていないですね。。
今回はメタルタイトル括りで、「Heavy Metal Shuffle」をピックアップしてみました!日本盤の邦題も「ヘヴィーメタル・シャッフル」でしたね。タイトル通り、ミッドテンポでワイルドに突き進むメタルらしいリフと、熱量の高い血管の切れそうなシャウトヴォイスが、聴くものに高揚感を与えてくれますね〜。曲調やノリには、モトリー・クルーっぽさをそこはかとなく感じます。
ほんと、決め曲さえあればもっと注目されたかも知れず、なんだか惜しい素材でした。ストリーミングで気軽にお試しできますので、1、2枚目と時間があれば3枚目にチャレンジしてほしいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
CDはこちら