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【楽曲紹介】 ダルトン(DALTON)「Lonely」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ダルトン(DALTON)が、1989年にリリースした2枚目のアルバム『Injection』の4曲目に収録。

 

ストックホルム出身のダルトンは、日本で人気のあるトリートと関係が深いグループです。というのもトリートのドラマーだったマッツ・ダールバーグを中心に結成されたからですね。マッツはトリートにデビュー作『Scratch and Bite』のみ参加して脱退していますが、マッツのニックネーム”Dalton"を、自身の新バンド名に冠したのでした。

 

トリートとはサウンド面でも共通点があります。デビュー作『The Race Is On』は、北欧メロハーらしい透明感あるキャッチーなメロディとキーボードをフィーチャーした作風で、トリート脱退が音楽的な相違とは思えません。

 

結果的にクオリティの高い北欧メロハーバンドがもう1つ生まれたわけですが、日本盤はなぜか発売されず。。日本デビューはこの2枚目になりましたね。ダルトンは本国ではEMIでしたが、日本の東芝EMIは1枚目の反応を見て渋々リリースしたんでしょう。

 

当時の東芝EMIは、他社と違い日本盤が3000円超えの高値でしたし、北欧メロハーに対してノンプロモーションでしたね。そのため、トリートが来日するほどの人気だったのに、実力もルックスも決して劣らないダルトンは全く話題になりませんでした。。

 

まあ確かに、作品トータルは優れていましたけど、コレ!という即効性のある決め曲がなかったのが災いしたのかもしれません。そんなことで1曲が選びにくくもあり、今回は敢えてアップテンポのわかりやすい楽曲でなく、スロー〜ミッドテンポのメロハーチューン「Lonely」をピックアップしてみました!

 

ポリシンセのリフレインに乗せてゆったりしたノリで進んでいく曲調は、ヨーロッパの「Superticious」のような雰囲気です。次第にメロディアスさが増していき、キャッチーで哀愁のあるサビへと繋がる展開はジワジワきて、こうした曲調も北欧メロハーの魅力だと感じますね〜。常にキラキラと装飾音を奏でるキーボード、速弾きに逃げずにゆったりと歌メロを奏でるギターソロも絶妙な味わいを醸し出してます。

 

バンドは20年の時を経て奇跡の復活作を出していますが、こちらもなかなか良作なので、いつか紹介したいですね〜。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Lonely

Lonely

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