※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、ヘレティック(HERETIC)が、1988年にリリースした1枚目のアルバム『Breaking Point』の1曲目に収録。
先日ニュースが飛び込んできた、メタル・チャーチのヴォーカリスト、マイク・ハウの訃報について書きましたが、その後、死因が自殺だったことがわかり、改めて残念な気持ちを覚えました。
そのメタル・チャーチ以前に、マイクのキャリアの原点となったバンドが、このヘレティックでした。84年にロサンゼルスで結成されたヘレティックの3代目ヴォーカリストとして、86年に加入し、『Breaking Point』を残しています。
マイクは88年にはメタル・チャーチに加入していますので、わずか2年ほど在籍したことになりますね。マイク脱退後、ギタリストのブライアン・コーバンとベーシストのスコット・パットンは、マイクに代わりメタル・チャーチを脱退したヴォーカリスト、デヴィッド・ウェインとレヴェレンドを結成しています。
何だかややこしいですが、2バンドのメンバーの一部が入れ替わったみたいなものですね。そうして意味でも、メタル・チャーチとヘレティックは関係が深いバンドと言えるでしょう。
この80年代当時のヘレティックが唯一残した『Breaking Point』は、80sの正統派USメタル好きには絶対外せない好盤に仕上がっています。正統派のど真ん中を貫く楽曲が粒揃いなのに加え、若き日のマイクのヴォーカルパフォーマンスが実に素晴らしく、バンドのレベルを何段階も引き上げています。
今回ピックアップした「Heretic」は、オープニングを飾るバンドのテーマ曲となる典型的なヘヴィ・メタル・チューンです!イントロ長めなのに楽曲は3分台と短めですが、2バスに乗せて疾走するリフ、スティーヴ・ハリス系のバキバキとエッジの効いたベース、そして迫力のあるシャウトを炸裂させるマイクの激アツな歌唱と、ヘヴィ・メタルのお手本と言える要素がギュッと凝縮されていて、聴き応えは十分でしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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