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【楽曲紹介】 スウェディッシュ・エロティカ(SWEDISH EROTICA)「We're Wild Young and Free」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

スウェーデンハード・ロック・バンド、スウェディッシュ・エロティカ(SWEDISH EROTICA)が、1989年にリリースした1枚目のアルバム『Swedish Erotica』の 3曲目に収録。

 

85年結成の”スウェディッシュ・ビューティー”を前身バンドとする、スウェディッシュ・エロティカ。ビューティー時代には、キング・ダイアモンドのアンディ・ラ・ロック、トリートのジェイミー・ボーガーをはじめ、マディソン、TNT、エイリアンなどに前後で在籍するメンバーが参加しています。

 

ビューティーとしては短命に終わったものの、87年に創始者の一人であるギターのマグナス・アックスは、メンバーを一新してバンド名を”エロティカ”に改名し、再スタートを切ります。ここでシンガーを務めたのが、元マディソンのヨラン・エドマンでした。

 

結局ヨランは短い在籍でしたが、アメリカLAへ果敢に渡ったバンドは、彼が歌うデモが評価されてヴァージンとの契約をゲットしています。そしてノルウェーのプロデューサー、オーレ・エヴェンルードを迎え、最終的なシンガーにマッツ・レヴィンが選ばれ発表されたのがデビュー作でした。こうしてざっと見ていくと、北欧メタルシーンのファミリーツリーにおいて、重要な位置付けのバンドであるのがわかりますね〜。

 

全米マーケットに打って出たアルバムから、ブレイクへ向けてMTVでのMVオンエアを獲得していきます。そのうちの一曲が、今回ピックアップしたシングル「We're Wild Young and Free」です!タイトルが示すように、メインストリームの風味を堂々と漂わせた、実に若さ溢れる覚えやすいハード・ロックアンセムに仕上がっていますね〜。当時ついつい鼻歌でよく歌ってました(笑)。

 

バンド名とは異なり、メンバーはまるでアメリカのヘアメタルバンドのような風貌でしたし、「Hollywood Dreams」なんてタイトルがあるように、楽曲もアメリカナイズドされています。それでも、どこか隠しきれない北欧のバンドらしいテイストも感じさせるのが、彼らのサウンドのユニークな点でしょう。

 

ディストリビューション担当のエレクトラが倒産した影響などもあり、結局全米での成功は叶いませんでしたけど、改めてその成り立ちを抑えつつ味わいたいバンドですね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください! 

We're Wild Young and Free

We're Wild Young and Free

  • Swedish Erotica
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes