※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。
アメリカのハード・ロック・バンド、バトン・ルージュ(BATON ROUGE)が、1990年にリリースした1枚目のアルバム『Shake Your Soul』の 1曲目に収録。
”ジャケ買い”とはよく言いますが、”ジャケ買わない(笑)”というケースも、しばしばあると思います。バトン・ルージュのデビュー作は、まさに”ジャケ買わない”の代表的な1枚でした。この何とも形容し難い人形の顔がアップになった画像。。チープなホラー映画のような光の当て加減が、おぞましすぎます。。記念すべきメジャーデビューでこのクソジャケ(笑)とは、何を考えてたんでしょうか。
これで音がしょーもなかったら、ただのお笑い草なんですけど、後追いで聴くと、めちゃくちゃいい!いや〜、当時ジャケのせいで、正直言ってほぼスルーしていました(汗)。このジャケにもめげずにちゃんと買って、愛聴した方はホント素晴らしいですね〜。
グランジ・オルタナの波が迫り来る前夜、80sライクなハード・ロックを奏でる90年デビュー組の中では、バトン・ルージュは良質なバンドの1つに挙げられるでしょう。アメリカ南部ルイジアナ出身のバンドのためか、ただ煌びやかなだけでなく、より味わい深いテイストを内包しているのも魅力です。
メンバーとしては、のちにブルーマーダー、MSGをはじめ、様々なバンドで活動するケリー・キーリングがヴォーカルを務めています。そして、プロデュースがボン・ジョヴィとのワークでお馴染みのジャック・ポンティですから、このメジャー感満点の音作りも納得ですね〜。
メロディの俊逸な楽曲が多く含まれていますけど、今回ピックアップした「Doctor」は、グルーヴィーで独特なリズムに始まり、哀愁を帯びたメランコリックなメロディラインがキラリと光るBメロからサビへと見事に繋がっていく佳曲です!曲作りのセンスの良さを、存分に感じられる楽曲と言えるでしょう!
もし、バトン・ルージュが80年代にデビューして、あのジャケットさえなければ、、もっとメインストリームで活躍する存在になっていたかも?しれませんね。
ぜひ、一度聴いてみてください!