※タイトルに「METAL(メタル)」のワードが入った楽曲を紹介していきます!
アメリカのヘヴィ・メタル・バンド、 セイクレッド・ウォリアー(SACRED WARRIOR)が、1988年にリリースした1枚目のアルバム『Rebellion』の1曲目に収録。
「Black Metal」といえば、泣く子も黙るヴェノムの代表曲、代表作と相場は決まってますけど、カヴァーではなく、他にも同じタイトルをつけたバンドがいました〜。今回ピックアップしたイリノイ州シカゴ出身のセイクレッド・ウォリアーによる「Black Metal」が、さりげなく(笑)存在し、デビュー作、しかもオープニングに収録しています。
面白いのが、セイクレッド・ウォリアーが、事もあろうにヴェノムと真逆の”クリスチャン・メタル・バンド”であること。同じなのはタイトルだけで、ヴェノムみたいに歌詞に”Black Metal"なんて言葉は出てきませんし、そもそも曲調に邪悪さのカケラもありません。
セイクレッド・ウォリアーは、いわゆる80年代後半〜末期に数多現れた、クイーンズ・ライクフォロワーの典型といえるサウンドを奏でていました。この「Black Metal」のヴォーカルも、冒頭から”ジェフ・テイト唱法(笑)”が登場し、キーがまあ高いこと高いこと!Aメロからハイトーン全開です。
当時アルバムが4枚出てますけど、あまり成長の跡が見られず、ぶっちゃけどれを聴いても同じ感じです(笑)。これといった抜きん出た曲がない(汗)し、演奏もどこか拙いのが玉にキズで、クイーンズ・ライクと比べるにはレベル的に酷といえるんですけど、サウンドのベースが、あくまでも正統派メタルなので、なぜか憎めないですよね〜。
当時ポニーキャニオンから日本盤が出ていたので、ついつい買っていましたけど、このクラスのバンドでもちゃんと日本盤が出ていたなんて、いい時代だったなあ〜。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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