※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のロック・バンド、 フェンス・オブ・ディフェンス(FENCE OF DIFENCE)が、2020年にリリースした3枚目のアルバム『FENCE OF DEFENSE III 2235 ZERO GENERATION』の5曲目に収録。
メタル好きにとって北島といえば、三郎ではなく(ちなみに北島と検索するといの一番に三郎が出てきますが笑)、健二の方でしょう!80sのジャパメタファンにとっての北島健二は、浜田麻里や樋口宗孝あたりの作品に参加していた印象が強く残っているので、ジャパメタ系人脈のギタリスト、というイメージが未だにあります。
北島が初期のビーイングに所属していた関係で、そうしたアーティストと絡みがあったわけですが、実際にはスタジオ系のギタリストとして、かなり幅広いジャンルのアーティストの作品でギターを弾いたり、楽曲を提供したりしています。近年は水樹奈々のギタリストとして、アニソンシーンでも活躍していますよね。
ソロでは「反逆のギター戦士」「ギター殺人の美学」などの作品を残していて、多彩でエモーショナルなプレイスタイルから(アルバムのタイトルも!)、ジェフ・ベックあたりを彷彿とさせるテイストを感じますね〜。
そんな北島が、同じスタジオミュージシャン系の実力者、ベース、ヴォーカルの西村麻聡、ドラムの山田わたるとともに、80年代に満を持して始動したバンドが、フェンス・オブ・ディフェンスでした。
その音楽性は北島の幅広い懐を反映しているかのように、様々な要素を内包しており、ジャンルとして語るのが難しいほどですが、基本は近未来的なイメージを投影したデジタル風味のあるロックと言えるでしょう。時代的にもB'zやTMネットワークあたりに通じる雰囲気も感じます。
フェンス・オブ・ディフェンスの多彩な楽曲の中で、比較的HM/HRテイストをストレートに表現したナンバーが、今回ピックアップした「Honey Money」です!北島の豪快なギターリフを前面に押し出した曲調は、まさに80sのメタルそのもの。洋楽のメタルバンドのような、本格派の匂いが漂います。
北島もお得意のトリッキーなアーミングやタッピングを駆使して、イントロからメタル風のギターを弾きまくってますね!こうした曲調のみで、当時1枚アルバムを創って欲しかったなあ〜と思える1曲です。
ぜひ、一度聴いてみてください!