※メタルの激しさとのギャップが美しい、バラードの魅力を紹介します!
アイルランドのハード・ロック・ギタリスト、ゲイリー・ムーア(Gary Moore)が、1982年にリリースした4枚目のアルバム『Corridors of Power』の2曲目に収録。
前回のバラード括りで、マイケル・シェンカーを取り上げた時にふと頭に浮かんだので、今回はゲイリー・ムーアにしてみました〜。ゲイリーは歌入り、インスト問わずに、バラードの宝庫と言えるほど佳曲がたくさんありますけど、突き詰めていくと、シングルでヒットした「Empty Room」辺りよりも、不朽の名盤『Corridors of Power』の収録曲に、やはり行き着いてしまいます。
ちょっとお洒落でアーバンな雰囲気もあって大好きな「Falling In Love with You」と2択で、甲乙つけ難いところですが、今回はピアノのイントロから入って、より正統派のラヴバラードっぽい「Always Gonna Love You」の方をピックアップしました!
ゲイリーが切々と見事な緩急で歌い上げる美しいメロディが素敵ですし、ほのかな希望とポップフィーリングさえ感じる曲調がいいですよね。何と言ってもこの曲のハイライトはギターソロでしょう!
それにしても何なんですかね、この究極の泣き具合は!深めのディレイがかかりまくったギターサウンドで、キレイなメロディを丹念に抑えていきながら、どんどんクライマックスに向かって、フレージングは昇り詰めていきます。弦よ切れてしまえ!と言わんばかりに、グイッ〜と持ち上げる泣きのチョーキングの連続が、ホントたまりません。こんなん誰でも泣いてまうやろっ(笑)
アルバムの前半という、意外な位置に収められていたのも新鮮でしたね。本当にいつ何度聴いても色褪せない、歌とギターの両輪で素晴らしい名バラードと言えるでしょう!
ぜひ、一度聴いてみてください!