※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ディーモン(DEMON)が、1982年にリリースした2枚目のアルバム『The Unexpected Guest』の2曲目に収録。
バンド名のおどろおどろしさでは、シーン1、2を争うディーモン。シンプルすぎる故に、かえってインパクトがありますよね。バンド名のイメージを増長させるように、初期2作のジャケットが、かなりホラーな領域に入っていますので(笑)、NWOBHMでもかなり濃いめのマニア向けのイメージを抱くかもしれません。
ところが実際のサウンドとのギャップが、かなりあるのも特徴でして、、筆者が初めてディーモンを耳にしたのはFMラジオでのオンエアだったんですが、メタルの範疇でキャッチーな雰囲気があっていいじゃん!なんて印象を受けていました。あとでバンド名とジャケを知って驚きましたね〜。
たまたま聴いたのが2枚目からの楽曲でしたけど、確かにメジャーキーを使った明るめの曲が複数収録されています。デビュー作のタイトル曲こそ、それなりにダークな雰囲気を漂わせてますが、全体的にはメロディをしっかりと重視した伝統的なヘヴィ・メタルを味わうことができます。
今回ピックアップした「Don't Break the Circle」は、ディーモンでおそらく最も評価される楽曲で、NWOBHMを象徴する有名曲のひとつともいえます!
男らしい味わいを感じさせる声質を持つシンガー、デイヴ・ヒルが歌う勇壮なメロディと、泣きまくりフレーズをふんだんに投入するギターのコンビネーションが、ドライヴ感のあるリフを伴い躍動する様は、ディーモンの魅力を存分に感じさせてくれるでしょう!後年、ブラインド・ガーディアンがカヴァーしていましたが、彼らの勇壮なメタルにマッチしていました。
ちなみにディーモンは、3枚目以降、プログレ風のサウンドを模索するなど、多作で息の長い活動を続けています。初来日公演はコロナ禍で延期になっていますけど、ストリーミングでも多くのアルバムに触れられますので、のんびりと聴いていきたいですね!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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