※歌がなくても魅力的!HM/HRインストゥルメンタルの世界を紹介します。
イギリスのハード・ロック・ドラマー、コージー・パウエル(COZY POWELL)が、1979年にリリースした、1枚目のソロ・アルバム『Over the Top』の7曲目に収録。
KK'sプリーストのちょっとショボいドラム(すみません。。)を聴いていたら、凄いドラムでお耳直ししたくなってしまい(笑)、、本日はコージー・パウエルにしてみました〜。ストリーミングには、ソロ作は個々に上がっておらず、ベスト盤のみになりますが、コージーのソロ音源を聴くのは久々かもしれません。
HM/HR系のインスト作といえば、ギタリスト中心なのが定番ですけど、ドラマーのソロ作ということで、どんだけ目立ちたがり屋やねん!と、当時とても新鮮だった記憶があります。1枚目のジャケ写は、お馴染みのドラムセットを、変身前の仮面ライダーチックな(笑)コージーがバイクで飛び越えてるという、冷静に見ると凄いデザインですし、千手観音の3枚目も衝撃でした(笑)。
ソロ3部作は、レインボー、マイケル・シェンカー、ホワイト・スネイクあたりをこよなく愛した当時のHM/HRファンであれば、インストにも関わらず愛聴していたでしょう。そもそもコージー・パウエルが好きでないメタルファンに出会うのも、なかなか難しいように思えます。
筆者もご多分にもれずコージーは大好きなんですけど、やはりその最大の魅力はドラムソロでしょ!ということで、今回は「Over the Top」をピックアップしてみました!チャイコフスキー「序曲1812年」に乗せた凄まじいドラミングを、スタジオ音源で味わえることができますね。40年以上前のプレイなのに、全く古さを感じさせず、パワフルなドラミングには改めて痺れますし、生前のライヴで観た感動が甦ります。
楽曲自体は、ゲイリー・ムーア参加曲のようなHM/HR色は薄いものの、前半の軽快なリズム感が何とも心地よいですし、名手ドン・エイリーとのコラボも素晴らしいですよね。コージーのインスト佳曲は山のようにあるので、耳直しもできたところで(笑)、また別の機会に取り上げてみたいと思います!
ぜひ、一度聴いてみてください!
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