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【楽曲紹介】ジーノ(ZENO)「Eastern Sun」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

ドイツのメロディアス・ハード・ロック・バンド、 ジーノ(ZENO)が、1986年にリリースした1枚目のアルバム『Zeno』の1曲目に収録。

 

先日ストリーミングのオススメ盤のところに、しれっとアルバム『Zeno』がアップされたのを発見!メロディ愛好家にとっての超重要作が、遅ればせながらでもストリーミング解禁されるのはありがたいので、早速とりあげてみました〜。

 

仙人ウリ・ジョン・ロートの弟、ジーノ・ロートによるジーノですが、個人的には音楽性の観点だけで言えば、正直言うと仙人よりもジーノの創造する音楽の方が、より好みかもしれません。

 

『Zeno』との出会いはレンタルレコード落ちの、シールが貼られた中古の日本盤(当時ありましたね)でした。ウリの弟のバンドか〜、くらいの感覚で何気無く聴いたのですが、今回ピックアップしたオープニングを飾る名曲「Eastern Sun」が流れてきたときの衝撃は記憶に残っています。

 

マイケル・フレクシグ(Vo)が天空から舞い降りてきたような透き通ったハイトーンで歌う、摩訶不思議でやたらと耳に残る、オリエンタル風味の美しいメロディと、ジーノ・ロートが縦横無尽に奏でる極上の美旋律が乱舞する様に、言いようのない深い感動を覚えましたね。

 

アルバム全体に渡り叙情的で美しいメロディが、零れ落ちるほどに豊潤に詰まっており、まさに美メロの宝庫と呼べる作風は、ジーノ・ロートがウリの弟だと言う事実だけでなく、一人のアーティストとして、いかに才能溢れるかを証明するかのようでした。

 

惜しむらくは90年代を迎える前に、ジーノ・ロートは執筆の方面に活動を移してしまったので、実質的には80年代後半の数年だけ本格的に活動した形になってしまいました。それでも、活動を共にしたウレ・リトゲン(B)らがフェア・ウォーニングを結成する礎にもなりましたし(初来日で「Eastern Sun」をプレイしてましたね)、メロハーシーンに絶大な功績を残したアーティストだったと言えるでしょう。

 

2018年にジーノ・ロートは若くしてこの世を去りましたけど、彼が永遠に残してくれた極上のメロディをいつまでも堪能していきたいですね。その功績を辿る上で抑えてほしい他の音源も、ストリーミング解禁される日を待ちたいと思います。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Eastern Sun

Eastern Sun

  • provided courtesy of iTunes