※誰が聴いてもヘヴィ・メタル！な楽曲を紹介していきます！
ドイツのヘヴィ・メタル・バンド、ヴィクトリー（VICTORY）が、1986年にリリースした2枚目のアルバム『Don't Get Mad...Get Even』の2曲目に収録。
正統派のHM/HRを一貫して奏でて、長く活動を続けるジャーマン・メタラーのヴィクトリー。決して派手さがあるバンドとは言い難いですし、日本では日本盤が出たり、出なかったりと、目立った人気を得た訳でもないですけど、ドイツでは当時堅実な人気を博したほか、全米マーケットにも果敢に進出して、一定の成果も納めました。
そうしたワールドワイドの活動には、先駆者であるスコーピオンズのルドルフ・シェンカーも力を貸したようですが、リユニオンを挟みつつの長い歴史の中で、メンバーもかなり入れ替わっていますね。
この２枚目のリリース時のメンバーは、アクセプト、シナー等でも活躍した、ジャーマン・メタル・ファンにはお馴染みのハーマン・フランク（G）、昨日ご紹介したハロウィンの”キーパー”２作をはじめ、数々のメタル作品の名プロデューサーとして知られるトミー・ニュートン（G)、そしてゲイリー・ムーアやテッド・ニュージェント等と活動したチャーリー・ハーン（Vo)らが、ラインアップされています。
今回ピックアップした「Are You Ready」は、個人的に大好きな楽曲なんですけど、イントロの６弦開放を使ったリフが、聴けば一発でわかる通り、同郷のマイケル・シェンカーの名曲「Armed And Ready」そっくり〜！なんだか、タイトルの語感までクリソツですよね（笑）。
とはいえ、HM/HRの王道を迷いなく突き進む、ドライヴ感満点の王道リフの気持ちいいこと！”Are You Ready!”のわかりやすいシンガロングもカッコよく、ライヴで演られた日には、気持ちが高揚すること必至だったでしょう！
決して似てるだけに留まらず、マイケル好きはもちろん（笑）、多くのメタルファンにアピールできるメタルアンセムだと思います！正直アルバム自体は捨て曲も散見されますし（汗）、他のアルバムも出来にバラつきがありますけど、ピンポイントでこうした隠れた良曲を気軽に聴けるのが、ストリーミングのメリットですね〜。
ぜひ、一度聴いてみてください！
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