※誰が聴いてもヘヴィ・メタル!な楽曲を紹介していきます!
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド、ガール・スクール(GIRL SCHOOL)が、1981年にリリースした2枚目のアルバム『Hit and Run』の1曲目に収録。
ガールズのメタルバンドや、女性メタルアーティストが花盛りの今だからこそ、特に再評価したい筆頭格が、このガールスクールでしょう。バンド活動は1975年に遡り、インディーズでのデビューが78年ですから、まさに名実ともに女性メタルバンドのパイオニア的存在ですね。
NWOBHMの流れの中で、ガールスクールが登場した時、当時は子供心にですけど(笑)レザーを身にまとった強面のクールな風貌と、ラジオで聴いた激しいロックを聴いて、お姉さん達カッコイイなあ〜!と素直に思えました。
周知の通り、モーターヘッドの妹分的な存在でしたが、彼らが大好きだったこともあり、筆者が最初に買ったアナログは、モーターヘッドとの共演作「Please don't Touch」の企画作品でした。双方よりも激しいメタルを期待していたところ、結構キャッチーなロックンロールナンバーで、ちょっと拍子抜けした覚えがあります。もっとも、あれはあれで楽しいコラボ曲でしたね。
ガールスクール自体のサウンドは、メタルというよりモーターヘッド直系の爆走ハードロックンロールで、時代背景やイギリスという土地柄もあるんでしょうが、特に初期の頃はパンキッシュな雰囲気も漂わせているのが特徴でした。
今回ピックアップした「C'mon Let's Go」は、ガールスクールの中でも、ヘヴィ・メタル成分強めの、激走メタル・チューンです!今では珍しくないですけど、ガールズバンドで2バス連打を駆使するのは、当時あり得ない激しさでした。
シンガロングできるサビは激アツで、聴くたびに気持ちが高揚しますし、ケリー・ジョンソンのヴォーカルとゴールドトップのレスポールから繰り出すギターのパフォーマンスは特に素晴らしく、女性云々で語るのが失礼な魅力を秘めています。
ケリーが2007年に他界してしまったのが悔やまれますが、初期メンバーのキム・マコーリフ(Vo,G)を含む面子で逞しく活動継続中であり、11月にツアーも予定されています。
ぜひ、一度聴いてみてください!
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