※80年代中心にハマりまくったジャパメタあれこれを紹介していきます!
日本のヘヴィ・メタル・プロジェクト、 ドラゴン・ガーディアン(DRAGON GURDIAN)が、2012年にリリースしたベスト・アルバム『THE BEST OF DRAGON GURDIAN SAGA』の4曲目に収録。
少し前の回で、近年勢いのあるアンラッキー・モルフェウスをご紹介しましたけど、その同人メタルの先駆者的な存在が、今回のドラゴン・ガーディアンでしょう。勇者アーサーによるメタルプロジェクトで、そのコンセプト、世界観から”RPGメタル”と呼ばれていましたね。
あんきもで活躍する女性シンガー、Fukiもドラゴン・ガーディアンにも関わっていまして、筆者が10年ほど前に最初に聴いた楽曲が、ちょうどFukiが歌う「暗黒舞踏会」という楽曲でした。
個人的には、ゲーマーではありませんし、アニメや同人にも全く詳しくないんですが、そういった世界観を度外視したところでも、このクサすぎるメロディと、劇的な展開の楽曲、演奏のクオリティの高さには驚かされました。
宅録に近いだけに、サウンドプロダクションがよければ、海外のメロパワ、メロスピを凌駕する、相当な作品が作れるんじゃないかと思わせてくれましたね。ちょうど、その頃ライヴも行い、こちらにもFukiが参加していました。
これを偶然観に行けたんですけど、ライヴ慣れしているようなパフォーマンスとは言い難かったものの、演奏もこなれていましたし、音源の世界観をきっちり表現していて、ジャパメタの新しい方向性として、全然ありだなあと思いましたね。
元々、80sからの多くのジャパメタが、アニメやゲームと親和性が高かったですし、それを突き詰めた形で表現した、ドラゴン・ガーディアン、勇者アーサーの時代を見越した先見性は、評価されるべきでしょう。
今回ピックアップした「追憶の黒き魔剣士」は、ドラガ流の典型的な劇的メロスピチューンです!ポイントは、実力派アニソンシンガー、鈴木このみをゲストに迎えていることでしょう。その辺のガールズ・メタル・シンガーとは別次元の高い歌唱力で、見事にドラガの世界観を歌い上げているのは素晴らしいですね〜。まだ、鈴木このみが10代の頃ですから、驚くばかりです。
ちなみに、鈴木このみ自身の作品にも、この楽曲が別ミックスで収録されています。
ぜひ、一度聴いてみてください!