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【楽曲紹介】アーケイド(ARCADE)「Nothin’ to Lose」

※これぞ80s!のイメージなヘア/グラム/LAメタル系を紹介していきます。

 

アメリカのハード・ロック・バンド、アーケイド(ARCADE)が、1993年にリリースした1枚目のアルバム『Arcade』の2曲目に収録。

 

ラットが直面した91年の本国メジャーレーベルとの契約終了、そして92年の解散は、あの80sメタルバブルを象徴するラットまでもが遂に、、と、言いようのない衝撃を受けた出来事でしたね。

 

まさにオルタナグランジの暴風雨を改めて突きつけられたわけですが、そんな状況下において、スティーヴン・パーシーが次なる展開として示したのが、このアーケイド(商店街みたい笑)でした。

 

とりあえず、大変革を起こしたアメリカのマーケットの状況とは裏腹に、元ラットのスティーヴン・パーシーのニューバンド!元シンデレラのフレッド・コーリー参加!(弱いなあ笑)と、日本だけは何事もなかったかのように?大いに空盛り上がりを見せます。

 

今振り返って面白いのが、日本盤の帯キャッチです。”1993年、L.A.が再び熱くなる。その鍵を握るのが彼らだ!”って、、。いやいや、もう熱くなるわけないでしょ(笑)。熱いのはシアトルの方ですし。鍵を握るどころか、アメリカじゃほぼオミット状態なのに〜。

 

日本のレコード会社や関係者も、なんとか夢よ再び!と頑張ろうとしたんでしょうけど、ファンも冷静で、結局、アルバム2枚で尻つぼみに。スティーヴンもVERTEXとか色々もがいて活動しつつも、結局以前ご紹介した、ラット復活作に戻るのでした〜。

とはいえ、アーケイドの作品が的外れだったわけではなく、スティーヴンのソロ名義よりは、やはりバンドらしいサウンドが好印象ですし、80年代なら結構売れたんではないでしょうか?

 

今回ピックアップした「Nothin’ to Lose」は、MVも制作されたリードトラックで、当時としてはすでに時代錯誤感が満載の(汗)、80sライクなハード・ロックンロール・チューンです!

 

この唯一無二の声を聴いてしまうと、どこを切り取っても、そのまんまラットですけど、結構なハイトーンで歌ってるのはレアですし必聴ですね〜。意外と巧い!と思わせてくれますね。

 

こうしたロックンロール色強めの楽曲を聴くと、スティーヴンがラットンロールの”ロール”の部分を大きく担っていたんだなあと、改めて知らしめてくれるようですね。MVもストリーミングで楽しむことができます!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Nothin' to Lose

Nothin' to Lose

  • Arcade
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

MVはこちら!

Nothin' to Lose

Nothin' to Lose

  • Arcade
  • ポップ
  • ¥306