※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!
スウェーデンのメロディアス・ハード・ロック ・バンド、ミリオン(M.ILL.ION)が、1992年にリリースした1枚目のアルバム『No.1』の7曲目に収録。
80年代中期以降、ヨーロッパの世界的な成功を受けて、スウェーデンでは堰を切ったかのように、キーボード奏者が在籍しメロディを重視した、同系統のバンドが続々登場したわけですが、ミリオンも広義ではそうしたバンドの一つになるでしょう。ちなみに、バンド名の英語のスペルにはよ〜く見るとカンマが付いていて、ちょっと変わった表記になっています。検索の時は要注意ですね〜。
ミリオンは89年に結成され、デビュー作発表は3年後で、筆者も輸入盤でCDを手に入れた記憶があります。日本デビューは翌年の93年で、この時期多くの北欧メロハーバンド同様に、例によってゼロ・コーポレーションからのリリースでしたけど、世界的なロックシーンの潮流とは真逆を行くチョイスの数々は、今考えても潔いですよね(笑)。
バンド自体は結成からそれほど時間も経っていなかったこともあり、演奏、楽曲共に未完成な部分が多いのも事実です。正直ちょっと青田買いかな?とは思えるものの、随所に感じさせる北欧メロハー臭は、この手の音に目がない筆者にとって、特に当時のようなシーンの状況下では満足いくものがありました。
デビュー作では、ボン・ジョヴィ風のキャッチーなサビメロの楽曲、ホワイトスネイク風の少々ブルージーなハード・ロック楽曲など、北欧のメロハーバンドにありがちなタイプの曲をひと通り揃えたような印象を受けますね。
今回ピックアップした「Live It or Leave It」は、マイナーキーで哀愁漂う、フック十分のサビメロが光る、典型的な北欧メロハー・チューンです!コード進行の妙も含めて、北欧伝統のお家芸ようで、安心して堪能できるメロハーですね〜。
この時期のバンドとしては意外にも息の長い活動を続け、2014年までに7枚のアルバムを量産し、復活後の今年9月には、8枚目をリリースしています。この辺りの足跡もストリーミングで聴くことが可能です!
ぜひ、一度聴いてみてください!