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【楽曲紹介】ホワイト・ハート(WHITE HEART)「Hold On」

※美旋律、メロハー好きなら追求したいAORの魅力をメタル視点で紹介していきます。

 

アメリカのメロディアス・ロック・バンド、 ホワイト・ハート(WHITE HEART)が、1982年にリリースした1枚目のアルバム『White Heart』の1曲目に収録。

 

本国では”CCM”にカテゴリーされるホワイト・ハート。日本のHM/HRファンには一般的にそれほど認知されていないジャンルと思われます。筆者も説明できるほどの見識はないんですけど、、”コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(Contemporary Christian Music)”の略称で、いわゆるキリスト教の布教のために歌われる現代音楽を指します。当然歌詞全般がそうした内容になっているんですね。

 

白人によるポップミュージックやホワイト・ハートのようなAORバンドなどが該当しますけど、日本ではストライパーに代表されるメタル系は”クリスチャン・メタル”などと名付けられていますが、広義では当然CCMに含まれますね。

 

正直なところ、メッセージの部分は我々日本人の大多数には本質まで理解できないですが、CCMにはメロディを重視した良質な楽曲がたくさんあるので、あくまでも音楽に主眼を置けば先入観なく楽しめるはずです。

 

このホワイト・ハートは、”CCM界のTOTO”なんて異名があるように、優れたアンサンブルのAORを存分に味あわせてくれます。何と言ってもHM/HRファンには、ジャイアントの名ギタリスト、ダン・ハフが初期メンバーとして、スタジオ作では2枚に参加しているのが、最注目ポイントでしょう。

 

AOR風味が強いデビュー作と、よりロックなバンドアンサンブルを重視したセカンドと、2枚のアルバムは甲乙つけがたい出来ですが、今回ピックアップした「Hold On」は、デビュー作のオープニングを飾る、インテリジェントでメロウな中にもロックテイストもほのかに漂わせた、良質なAORチューンです!

 

ダン・ハフのツボを得まくった硬軟合せ持つ職人的なギタープレイは、流石のクオリティですね〜。そして、芳醇な味わい深いトーンで歌う、スティーヴ・グリーンのヴォーカルパフォーマンスも聴き逃せません。爽快に突き抜けるハイトーンとの掛け合いや、コーラスワークも俊逸で、メロハー好きなら押さえておきたいバンドですね!

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Hold On

Hold On

  • White Heart
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes