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【楽曲紹介】フィオナ(FIONA)「Ain't That Just Like Love」

※生きる養分、大好物のメロハー曲を紹介していきます!

 

アメリカの女性ロック・シンガー、フィオナ(FIONA)が、1992年にリリースした4枚目のアルバム『Squeeze』の2曲目に収録。

 

Spotifyで”Fiona”と検索すると、おびただしい量の”フィオナ”ナンチャラが出てきて、全くたどり着けませんでした(笑)。こちらはフィオナこと”フィオナ・フラナガン”で、80sのHM/HRファンには懐かしいフィメールシンガーですね。

 

シンガーとしてだけでなく、その恵まれたルックスを活かして、マイアミ・バイスへの出演や、ミュージカルドラマでのボブ・ディランとの共演など、女優としての一面も持っています。

 

現代とは違い、80sのHM/HRシーンでは女性アーティストが色眼鏡で見られがちでしたので、ソロとしてデビューしたフィオナもまた、楽曲や歌唱は二の次に、キュートでセクシーな風貌に注目が集まり、正当に評価されにくかったと思います。

 

ポップなアリーナロックサウンドを指向していた点も、舐められる要因だったのかもしれませんが、フィオナが80年代に残した作品を振り返ると、楽曲のクオリティの高さと、彼女の声が持つ魅力を再発見できるはずです。

 

HM/HR系の人脈との関わりも強く、フィオナの夫であった名プロデューサー、ボー・ヒルが手がけていたり、ウインガーのキップとレブ・ビーチ(彼とも付き合っていたようですね。。)らが、参加しています。フィオナ自身も、アルド・ノヴァやウォレントの作品等にゲスト参加していますね。

 

そんなフィオナが90年代に入り、メタル界でお馴染みのジミー・デグラッソ(Ds)らを迎え、よりバンド色を強めたのが『Squeeze』でした。バンドメンバーによる微妙な世界観のジャケですけど(汗)、外部ライターを惜しげも無く投入し、良曲をふんだんに並べた充実作に仕上がっています。

 

今回ピックアップした「Ain't That Just Like Love」は、意外にもハードエッジのギターが鳴り響く中、強烈なフックを持つどこまでもポジティヴなメロディにやられる、魅惑のハード・ポップ・チューンです!

 

後半の転調していくボン・ジョヴィしまくった展開といい、3分少々のコンパクトな尺に美味しい要素が詰め込まれた最高の1曲ですね。近年になって奇跡の来日も果たしましたけど、美熟女ぶりと成熟したヴォーカルパフォーマンスを披露してくれました〜。

 

ぜひ、一度聴いてみてください!

Ain't That Just Like Love

Ain't That Just Like Love

  • FIONA
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes